ディレクトリとは?
パソコン用語における「ディレクトリ」は、階層構造を持ったファイルを保管する場所の総称です。この「ディレクトリ」という呼び方は主にLinuxのOS(オペレーティングシステム)で使用されており、WindowsやMacでは「フォルダ」と呼ばれます。
呼び方が異なる理由は、ユーザーインターフェース(UI)の違いにあります。UIは、人間の意図をコンピュータに伝えるシステムです。
ディレクトリやフォルダという名称は、ファイルの保管場所を指す用語の一つと理解してください。
ディレクトリとファイルの違い
ディレクトリとは、写真・動画・文章など特定の情報をもった電子文書(ファイル)を保管する場所の総称です。ディレクトリは中にファイルを保管することができますが、ファイルの中にファイルを保管することはできません。これは重要な違いです。例えば、「ディレクトリを作成する」というのは、新たに書類を入れる箱を作るイメージです。
ディレクトリはファイルを入れるための箱、ファイルは電子文書というイメージで理解してみてください。
ディレクトリは2種類ある
ディレクトリにはパソコンのディレクトリとWebディレクトリという2種類があります。パソコンのディレクトリは、パソコン内のファイルを保管する場所としての役割を持ちます。一方、Webディレクトリは、Web上のディレクトリであり、スラッシュ(/)で区切られた部分がそれぞれ階層状の構造になっています。パソコンとWeb上で表現が異なるものの、いずれも同じディレクトリです。
パソコンのディレクトリ
パソコンのディレクトリは、パソコン内のファイルを保管する場所としての役割を持っています。例えば、デスクトップに作成する『新しいフォルダ』はディレクトリの一例です。ディレクトリを使用することで、パソコンの動作に必要なファイルと趣味の動画を保存するためのファイルを分けることが可能になります。
さらに、OS内にあるディレクトリは、配置される場所や特徴によって名称が変わります。OS内のディレクトリの種類については、次に説明する『ディレクトリに関連する5つの用語を解説』で詳しく紹介します。
Webディレクトリ

Webディレクトリとは、Web上に存在するディレクトリのことを指します。
例として、URLの一部を挙げると、「index.html」がファイル名であり、「about」がディレクトリ名となります。パソコン上では、aboutというディレクトリの中にindex.htmlというファイルが入っているため、Web上ではこのように表示されます。
スラッシュ (/) で区切られている部分が、それぞれ階層状の構成を示しています。こうした文字列の並びを「Webディレクトリ」と呼びます。
ディレクトリに関連する5つの用語を解説
ディレクトリには以下の5つの基本用語があります。これらを理解しておくと、ディレクトリに関する情報を調べる際に役立ちます。
パソコンのディレクトリ
パソコンのディレクトリは、パソコン内のファイルを保管する場所としての役割を持っています。例えば、デスクトップに作成する『新しいフォルダ』はディレクトリの一例です。ディレクトリを使用することで、パソコンの動作に必要なファイルと趣味の動画を保存するためのファイルを分けることが可能になります。
- ルートディレクトリ: 階層構造の一番上に位置するディレクトリ。
- サブディレクトリ: メインのディレクトリの中に存在するディレクトリ。
- カレントディレクトリ: 現在表示しているディレクトリ。
- ホームディレクトリ: OSにログインした直後に表示されるディレクトリ。
- ディレクトリ名: ディレクトリに付けられている名前。
ルートディレクトリ

ルートディレクトリは、階層構造の最上部に位置するディレクトリシステムのことを指します。ルートとは「根っこ」や「根本」という意味があります。
例えば、上記の画像のような構成があった場合、最上部にあたるディレクトリがルートディレクトリとなります。これ以上上にディレクトリが存在しない場合、そのディレクトリをルートディレクトリと呼びます。
サブディレクトリ

サブディレクトリとは、メインとなるディレクトリの中に存在するディレクトリのことを指します。サブという言葉には「下位」という意味があります。
例えば、上記の画像ではBとDがサブディレクトリに該当します。具体的には、BはAのサブディレクトリ、CはBおよびAのサブディレクトリ、DはAおよびBのサブディレクトリとなります。
イメージしやすい例として、ロシアの伝統的な人形であるマトリョーシカがあります。マトリョーシカの中に入っている小さな人形をサブディレクトリと考えるとわかりやすいでしょう。
カレントディレクトリ

カレントディレクトリは、現在自分が表示しているディレクトリのことを指します。カレントには「今」や「現在の」という意味があります。
別の表現としては、現在自分が開いているディレクトリ、目の前に表示しているディレクトリがカレントディレクトリとなります。サブディレクトリとの違いは、メインとの関係性がない点です。
カレントディレクトリは常に1つしか存在しません。つまり、カレントディレクトリとは、自分が現在いる場所だと考えてください。
ホームディレクトリ
ホームディレクトリとは、OSにログインした直後に表示されるディレクトリのことを指します。例えば、Windows 10では「デスクトップ」画面がホームディレクトリに相当します。
Web上から動画や画像をダウンロードする際にも、一番わかりやすい場所です。ホームという言葉には「家」という意味がありますが、パソコンにログインした後の基点となる場所、つまり部屋のようなものだとイメージしてください。
ログイン直後に最初に表示されるディレクトリが、ホームディレクトリです。
ディレクトリ名
ディレクトリ名は、ディレクトリに付けられている名前のことを指します。例えば、Windows 10では『ドキュメント』や『ピクチャ』などがディレクトリ名に該当します。Windowsにおいては、フォルダ名と言ったほうがわかりやすいでしょう。
別の例として、レポートなどをまとめるために使うリングファイルの背表紙に付けるラベルを書く場所を思い浮かべてください。
つまり、ディレクトリの名前を別の言い方で表現すると、ディレクトリ名ということになります。
まとめ
ディレクトリの意味や種類、Web上での表示の見方についてご紹介しました。パソコンの用語は一見難しそうに思えるかもしれませんが、普段使っているものを思い出すと理解しやすくなります。
ディレクトリは「箱」、ファイルは「電子文書」として覚えるとわかりやすいです。



コメント