ホームページなどで空白文字(ㅤ)を使用したいのに、「思ったように空白が表示されない…」と悩む方は多いです。単純にスペースキー( )で空白文字を入力できれば良いのですが、それでは意図した表現と異なったり、ホームページの仕様によって空白が反映されないこともあります。
この記事では、コピペで使える空白文字や、さまざまな空白文字の表現方法について解説します。
コピペ用空白文字一覧
まず初めに、コピペで使えてどんな環境でも空白文字として表示される「コピペ用空白文字一覧」を紹介します。即座に空白文字を利用したい方は、以下のリストからコピーしてご活用ください。
- 空白文字1個:「ㅤ」
- 空白文字2個:「ㅤㅤ」
- 空白文字3個:「ㅤㅤㅤ」
- 空白文字4個:「ㅤㅤㅤㅤ」
- 空白文字5個:「ㅤㅤㅤㅤㅤ」
これらの空白文字は「ハングルフィラー(HANGUL FILLER)」と呼ばれるもので、もともとはハングル文字を表現するための特殊な文字です。ハングルを使用せずに単独で入力すると、空白として表示されるため、ハングル圏外の国々では空白文字として活用されることが多いです。
ちなみに、この文字のUnicode番号は「U+3164」です。日本語用キーボードでは直接打ち込むことができないため、頻繁に使用する場合は「くうはく」などで辞書登録することをおすすめします。
空白文字のその他のやり方
次に、前項で紹介した方法以外の空白文字を挿入する4つの方法を解説します。
基本的にはハングルフィラーを使えば空白文字を挿入できますが、SEOの観点から見ると、文中に「無意味な文字列」が突然現れることで悪影響を及ぼす可能性があります。
SEOを重視するサイトを運営されている場合、以下の「文字実体参照で直接空白を指定する」や「CSSのinline-block要素で空白を表現する」のいずれかの方法を活用することをお勧めします。特にCSSのinline-block要素を使った空白の表現方法は、幅や高さの調整が可能であるため、デザインを重視する方にとって非常に有用です。
文字実体参照で直接空白を指定する
文字実体参照は、キーボードで直接入力できない文字をHTML上で表現する方法です。“空白”という文字はHTMLでも定義されているため、文字実体参照を使って空白文字を指定すれば、SEOへの影響を最小限に抑えながら空白を挿入することができます。
以下の4つの文字実体参照は、それぞれ異なる幅の空白を表現します。
-   :細いスペース
- :改行禁止スペース
-   :nの文字幅のスペース
-   :mの文字幅のスペース
これらの文字列をHTMLファイルやWordPressのテキストエディタに入力すると、上記の幅に対応する空白が表示されます。各スペースの幅が異なるため、自分のイメージに最も近いものを選んで利用してください。
また、これらの空白文字を例えば「 」のように連続して入力することで、入力した個数分の空白が挿入されます。そのため、同じ空白文字を繰り返したり、細いスペースと改行禁止スペースを組み合わせたりすることで、必要な幅の空白を表現することも可能です。
CSSのinline-block要素で空白を表現する
CSSのinline-block要素を使って空白を表現する方法は、自由度が高く、SEOへの影響を最小限に抑える手法です。
やり方は簡単で、空白を挿入したい箇所に幅を指定したinline-block要素の<span>タグを挿入します。以下に、具体的なCSSとHTMLの例を示しますので、CSS初心者の方もコピペして活用してください。
CSS
.space {
display: inline-block;
width: 10px; /* 幅を自由に調整してください */
}
HTML
空白を挿入したい文字<span class=”space”></span>と文字の間に挿入します。
CSSのwidth:10px;の部分の数値をwidth:20px;のように変更することで、空白の幅を自由に調整することができます。
さらに、文字を入力しているわけではないため、「空白を挿入したい文字 と文字の間に挿入します。」のように単語が「空白を挿入したい文字」と「と文字の間に挿入します。」に分断されることもなく、SEOへの悪影響を最小限に抑えることができます。
全角スペースを使う
全角スペースで空白文字を表現する方法は簡単で一般的ですが、SEOへの悪影響があるため推奨されません。
全角スペースを利用するには、「あいう えお」のように、空白を入れたい部分に好きなだけ全角スペースを入力します。しかし、半角スペースを入力してしまうと、何個入力しても1個の半角空白としてしか認識されないため注意が必要です。
この方法を使うと「SE O対策」のように単語がスペースで分断されてしまいます。スペース( )は文字の余白を調整するためのものであり、「SE O対策」のように単語を分断してしまうと、Googleが正しく単語を認識できない可能性が高くなります。
その結果、Googleが文脈を理解できず、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。
CSSで文字を透明にする
CSSで文字を透明にする方法も簡単で便利ですが、SEOへの悪影響があるため推奨されません。
この方法は、「あいう<span class=”kuhaku”>ダミー文字列</span>えお」のように入力し、CSSで「ダミー文字列」の色を透明にするだけです。実際のコードは以下の通りです。
CSS
.kuhaku {
color: transparent;
}
HTML
あいう<span class=”kuhaku”>ダミー文字列</span>えお
transparentは透明を表す文字色であり、この指定により「ダミー文字列」が透明になります。見た目上は「あいう」と「えお」の間に空白が入っているように見えます。
また、透明の文字列で空白を表現することで、<span class="kuhaku"></span> の間に入れる文字の幅によって自由に空白の幅を調整でき、便利な方法です。
しかし、この方法は見た目上空白に見えるだけで、Googleには「あいうダミー文字列えお」と認識されるため、SEOに悪影響を及ぼします。
空白文字はSEOに悪影響があるので注意
ホームページを運営する際、空白文字は文字の配置や間隔を微調整するために便利な方法です。
しかし、SEOの観点から見ると、文中に不要な空白が突然現れるため、不自然で良くない表現方法とされています。また、「HTMLは文字を入力するためのもの」「CSSはデザインを整えるためのもの」と定義されています。そのため、空白文字をHTML上で使って無理やり見た目を整えることは、SEOに悪影響を及ぼす方法です。
したがって、ホームページのデザイン調整には、空白文字ではなくCSSを使用してデザインを整えることを強くおすすめします。
まとめ
この記事では、空白文字のやり方について紹介しました。
最も簡単な方法はハングルフィラー(ㅤ)を使うことです。しかし、SEOの観点から見ると、この方法はあまり推奨できません。
SEOをあまり意識していない場合は、ハングルフィラーをコピペして空白文字を表現するのが簡単で早い方法です。しかし、少しでもSEOを意識してホームページを運営する場合は、CSSを使ってデザインの調整を行うことを強くおすすめします。



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